自分で研げれば一生使える! 刃物研ぎ方教室

刃物屋さん主催の「刃物研ぎ方教室」の貼り紙をみつけて、受講してきました。

持ち物はマイ包丁(といってもそんなに料理してない)と雑巾2枚タオル1枚エプロン砥石

砥石は会場で購入しました。

砥石の箱

砥石の箱の説明書き

誰もが知っているエビ印砥石……いやいや初めて聞きましたけどそんなに有名??

研ぐ前の包丁と砥石

持参したマイ包丁を講師の方に粗研ぎをしていただき、両面砥石の仕上用面で研ぐ→仕上げ、という流れでした。

【包丁(両刃)の研ぎ方】

  1. 右上にある緑のバケツには水が入っているので、そちらで砥石を十分に湿らせ、濡らした雑巾の上に置いて研ぎます。刃はたてず寝かせるようにして、(両刃の場合)片面ずつ研いでいきます(角度は一定に保つ)。研いだ部分は色が変わります。
  2. マクレ(包丁の刃が研ぎにより反対側にかえりがでること。反対側から先端を触ると分かる)が出たら、もう片面も同様に研ぎます。包丁はときどき水バケツですすぎます。指も黒くなり、エプロンが必要なわけがわかりました。
  3. 両面研げたら、それまでよりも刃を立て気味に、刃先に小刃を作ります。0.3mmとかかなり微妙~な小刃がライン上に作れたらOKです。これで刃が強くなるそう。

研ぎ終わり包丁と砥石

研ぎ終わり。事件性のある画像になってしまいましたが、事件性はありません。

教室の皆さんが一心不乱にマイ包丁やマイ鎌を研いでいる様子はシュールで面白かったです!

研ぎ仕上がり包丁2本

2本仕上がりました。手前はSORI YANAGI、奥は武生の刃物ミュージアムで購入したものです。金太郎の方は刃こぼれもしてかなり切れなくなっていたので感激です! 研ぐ前は新聞も切れなかったのですが、スパーっと切れて気持ち良い。

包丁を研ぐタイミングは、トマトがきれいにきれるかどうかがポイントだそうです(トマトがきれいに切れたこと自体、今までなかったのですが……)。

講師の方によると「包丁は研げば切れ味はよみがえるし、小さくなってもフルーツナイフにしたらいいから、ずっと使える」とのこと。お気に入りの包丁をお手入れしてずっと使うなんて、「切れなくなった! 捨てる!」よりずっと素敵です。

サビトール

 

さしみ包丁(持ってないけど)などがサビて黒くなった場合↑サビトールでこすると落ちるそうなのでこちらも購入。ハサミも自分で研げるみたいです(彫刻刀、裁ちばさみはむずかしいのでお店に頼んだ方が良いとのこと)。


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